Saturday, October 10, 2009

クラウドコンピューティング

JJUG Cross Community Conference 2009 Fall- Sessions

クラウド祭りなCCC2009でした。
自分のクラウドコンピューティングの企業利用についての理解を書いておきます。

1.事例
GoogleのGmail, Bloggerに代表されるウェブサービスやAmazon EC2、S3といった
ホスティングサービスやストレージサービスが代表となります。
しかし、ウェブサービスやホスティングサービス自体は2002年ぐらいからあったと理解します。
ですから考え方自体は別に新しくない。
昨今ではSalesforce.comでの経済産業省のエコポイントシステム構築事例もあり、
短期間での開発、運用コストが安い点をクローズアップし、
企業への売り込みに必死なメーカーあるいはSIerがメディアによる宣伝合戦を
派手に繰り広げている感があります。
ガートナーの2009のハイプ曲線の頂点に"cloud computing"が来ていますね。

2.特徴
GoogleやAmazon EC2, S3を例に特徴を洗い出してみます。
リソースの提供
時間貸し
ウェブサービスの提供
ターンアラウンドが短い(すぐに使える)

これにより(個人)ユーザが享受したのは
本質的なサービスの提供に専念できること
自分でマシンを運用するより低コスト

技術的な前提もあります。
インターネット
スケールアウト技術
CAP定理
BASE特性

個人の利用が進んだのはこれらの前提を踏まえても利便を享受できたからです。
個人利用での最大の利便は"コミュニケーション"だったでしょう。
日記という形態での手軽な情報発信と、それに対するレスポンスの取得。
これが利用を促進させたのではないかと思います。

3.ビジネスへの利用
ビジネスで利用するには、顧客の業務プロセスの理解とスケールアウトの技術が必要と考えます。

プライベートクラウドであれ、パブリッククラウドであれ、
ビジネスでクラウドコンピューティングを採用していただくには、
上記の事例と特徴がどのように業務プロセスに生かされ、利益を生むかを考えます。
ワークフローあるいは業務プロセスを"利益を生み出すコミュニケーション"と捉え、
業務プロセスの改善は、円滑なコミュニケーションを生み出し、利益につながると解きます。
また本質的でない作業からの解放も訴えかけましょう。
要は、顧客の業務プロセスが理解できていないとだめということですね。

技術的にはアプリケーション側でのスケールアウトのアーキテクチャが必要と考えます。
顧客の使用するデータの量は毎年莫大になっています。
スケールアップだけではいずれ崩壊します。
ここの部分についてはどういう手法があるのか、自分でも考えがまとまりませんでした。

4.おまけ
クラウドコンピューティングに限らず、世の中の技術動向の盛り上がりは、
ビジネスチャンスでもあるし、従来の開発スタイルを改善するチャンスでもあります。

例えば、従来であればエンドユーザとベンダーの間に、
システム開発部なんて仲介業者が、仕様に横槍を入れてきたりしてたかもしれませんが、
”本質的なサービスの追及が、クラウドコンピューティングの真髄です"
とかなんとかいって、うまいこと余計な仕様を回避する方向に生かすのもありかと思います。



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